外資系で働く理系ワーママの毎日(2024&2028中学受験)

外資系企業でケミカルエンジニアをしている2児の母のブログ

シンガポールの友人から教わった、子育て事情はどこの国でも実質同じであるということ

あっという間にGWが終わりましたね

 

今年のGWは、

息子は夫と一緒に勉強中心で、たまに息抜き

娘は私と一緒にガンガン遊ぶ

という方向性で走り抜けました

 

上野の動物園と恐竜博に始まり

さくらんぼ摘みからのジャムづくりや、

お茶つみからの新茶づくり

八王子で開催していた、たま恐竜博に

近所の山をピクニックなど

毎日遊びすぎて家事が進まなくなるほどでしたが

自然と触れる時間も多く、いいリフレッシュ。

 

息子とも、たま恐竜博や、コナンの映画をみたり、

外食をしたりで

短時間ながらも息抜きもして

元気に駆け抜けました

GW最後にあった模試は、案の定、大幅成績UPとはいきませんでしたが

日能研の出題も、単純なものからより応用へと移っていき

新たな課題も発見されたので

それを潰していこうと思っています

それにしても、子どもの成績って、一朝一夕にあがりませんね苦笑

そしてどこのお宅も、頑張って勉強されているんだなと感じます

 

昨日、同じ会社の同僚で、昨年一緒にプロジェクトをやって仲良しの、

シンガポールの女性と、久しぶりにチャットをしたのですが

目からうろこの連続が起きました

 

結論からいうと、「母の悩みは万国共通」ということなのですが

日本人って、島国だからなのか、英語が公用語じゃないからなのか

自分の国の教育に自信がなくて

大学ランキングなんかもイマイチだったりするものだから

どうも隣の芝生が青く見えすぎている気がする、と思いました

 

チャットの内容は、

「うちの息子、中学受験生なんだけど、なかなか成績あがんなーい」

と私が切り出したのですが

彼女から来たチャットの内容は

これ、英語になっているだけで私の悩みと同じじゃん、というものばかり

彼女をシンガポールにちなんでSさんということにしておきますと、

 

S;うちの息子もさ、数学はいいけど、他はからっきしで赤点とりそうだったりするわよ

数学もさ、答えは2だってわかるのに、解答用紙に3って書いてくるとかやるわよ

 

私;わかるー!うちは国語のReadingもからっきしダメ。

 

S;そうそう、読んでわかるところだけ読んで、他は読み飛ばしちゃってさ、結局何言ってるかが全然わかってないのよねー。選択肢を選ぶもの全部外してくるわよ

 

私;あれ、息子ちゃんおいくつだっけ?

 

S; 今年18になるわよー。12になったときにさ、ちょっとやる気になって、また停滞して、最近ちょっと勉強する気になってるみたいなんだけど、どうなるかしらんねー。

 

そんなやりとりだったのですが

そこからが私がはっとさせられる内容でした

 

「子育てはさ、もう、忍耐だよねー、Patienceよ!

決してね、悪い点を取ってきても、怒らないって決めてるの

そうじゃないと、いい子ちゃんにしかならなくて、

失敗している姿を親に見せられない子どもになっちゃってさ

大学時代にも(彼女は誰もがうらやむ理系スーパーエリート校出身)、自殺しちゃう子とか、彼女巻き添えに自殺しようとする子とかいっぱいいたの

だから、私は失敗話を話してくれる息子をよしと思うことにしているのよ

腹の中は煮えくり返ってるんだけどねぇ!

それでも、失敗しようがなんだろうが、息子を愛しているってことはわかっていてほしいから

舌を噛んで余計なことは言わないようにしてるのよー」

 

日本人の友人でないからこその、ストレートな内容の発言

あれ?わたし、英語でこれ読んでるんだっけ?と思うような内容の本質に

中学受験だけが世の中すべてじゃないと、改めて思うとともに

どこの国であれ、子どもは勉強する運命で

そこには大なり小なりの競争と、それをサポートする親の存在があるのだと

つくづくと思いました

のんびり育てるような印象のあるアメリカも、

アジアイチの教育大国だと言われるシンガポールにも、

やっぱりどこかに熾烈な争いがあり

そこにはいろいろなひずみがある。

留学したらすべて人生ハッピーになるわけじゃない。

 

言葉にしてみれば、少し考えれば、そりゃそうだよなと思うようなことでも

没頭しすぎると見えなくなってくるものがあるわけで

気を付けなくては、と思うと同時に

外資系で働いているが故に、いろんな国の仲間たちと

仕事だけでなく、子育て談義ができているということを

非常にありがたく思ったのでした。

 

中学受験は親としての鍛錬の場ですね。